「ところで、キスくらいはしたんだろ?」
レンがとんでもない質問をいきなり投げかけた。
「そりゃぁキスくらいは、な」
リョウが笑いながら、
それも勝ち誇ったような目つきで俺を見る。
「・・・っ」
「アシタ、今度はナツメとの結婚をかけた勝負だな」
「あ、それは俺も参戦するから」
レンが真顔で言う。
「・・・」
俺は言葉がみつからない。
口がパクパクしているのは、自分でわかる。
ナツメ・・・
外人と、結婚するなよ・・・
「ナツメ、外人の旦那連れて
帰ってきそうだな」
レン、お前・・・
fin
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