「俺たちって、何があっても 友達、みたいな感じで気持ち悪いな!」 リョウが妙に明るく言った。 「なんだそれ」 レンが苦笑する。 「ま、だからさ なにがあっても友達だから」 リョウが言いたいことは なんとなくわかった。 でも、いいんだ。 ナツメは、いつか結婚するかもしれない。 でも、今はそれよりもずっと夢中なことがある。 次は、俺がみているよ。 ナツメの夢を。