次、会うときに。




「いつ行ったの?」



「あぁ、お前の試合みた後
そのまま空港に行ったよ」



「え・・・」



「複雑だよなぁ」


リョウがくしゃっと笑った。



「泣いてたよ、あいつ」


「なんで」



「知るか。そんなんお前しか知らないことなんだろ?」



・・・こんなにも近くで
俺の夢をこんなにも信じてくれる人がいたんだな。



「あぁ、そうだな」


いたずらっぽくリョウに笑ってみせた。