「アシタ、いけ~~~」


リョウの声が聞こえた気がした。


いや、きっとそうなのだろう。



フィールドに立つ俺は、どれほどに
小さく見えるだろうか。


幼き頃と言えど好きな子に
好きと言えないどころか
好きと言う感情すらも気づけなかった
俺。


快晴だ。



俺の、新たな戦いが始まる。



やっとここまで来たんだ。