「お前はバカか! どれだけお前を待ってる人が いたと思って!」 「あ、え、もしかしてアシタくん?」 「あぁ」 「久しぶりー」 「いいかお前、今すぐ来い。 特急使えよ とにかく早く来い」 「え、でももう」 「いいから来い。 二次会もあるし三次会もある。 わかったな」 「んー、分かった。 私もみんなに会いたいし」 俺はぶっきらぼうに リョウに携帯を返した。 「よく言ったじゃん」 リョウがまた笑った。