「そろそろお開きにするか。
明日も学校だしな」



居酒屋を出る。



「アシタ、お前、今度こそ
かっこつけんなよ」


「あぁ」


「でも、俺も本気だから」

「…あぁ」


「やっと真正面から
戦える
お前がナツメの気持ちを
また捕まえられると思うなよ」


「そんなことない。
また掴むよ」


ははっ


お互いに笑った。