天使なオレと悪魔なあいつ


「そんなこと気にしてたんだ……。俺がそんな人に見える?純粋な成人男性だけど」

「わかった。……ん?」

あれ、ってことはこいつ、家出少年×→ホームレス?

…って、そんなわけないよな。
オレの思考回路おかしい。
よく見ると清潔そうな人だ。



オレはテーブルを挟んだ男の向かい側に、腰を下ろした。

「えっと、…聞きたいことはいろいろあるが、まず名前を教えてくれ。
話はそれからだ」