「うん!今決めたからね!」
何故か桃太郎は胸を張って答えました。
「…アホか」
犬は真顔で言いました。
「…うぅぅぅぅぅー…」
桃太郎はしょんぼりと俯き、泣きそうな顔をしました。
「…ちっ、めんどくさいな。仲間だったか?なってやるよ」
「い、いいの!?」
「ああ」
「あでぃがどううううう」
…桃太郎はへたれでした。
…犬はクーデレでした。

猿が犬に何やら喚いて犬がスルーすることを繰り返していると、途中で雉に会いました。
雉は顰めっ面で言いました。
「五月蝿いわね、その猿。発情期?」
「ちっ、ちげぇし!!何言ってんだ馬鹿!!」
猿は真っ赤になって叫びました。
桃太郎が尋ねました。
「雉さん雉さん。あのさ、仲間になってくれないかな…?」
「え?」
雉は怪訝そうな顔をしました。