「奏芽?」 「え?!あ…何?」 ボーッと翔龍くんの顔を見てたら、急に名前を呼ばれてびっくりした。 「あのさ、南央の親のことだけど…。」 南央の? 「ママー!!見て!あれすっごくおっきい!!」 南央がはしゃぎながら駆け寄ってきた。 遊園地のキャラクターの着ぐるみが歩いてる。 「やっぱり何でもねぇ。南央、行くぞっ!!」 「あ…ちょっと!!」