「翔龍にーちゃん、ママとケーキ作ったんだよ!!早く食べよう!!」 黙りこむ私に気をつかってか、 南央がそう言った。 息子に気をつかわせるなんて…。 「そうだね!!飾り付けは南央がやったの。ケーキは美味しくないかもしれないけど…。」 「奏芽のケーキなら美味いって。」 そう言ってくれるから、 凄く嬉しい…。