でも…私の決心は決まっていた。 「南央を…育てさせて?」 「は?もっとちゃんと考えろ…。奏芽にとっても負担になりかねないんだぞ?」 「負担じゃないよ…。それに、那智の子供だから…引き取らせて?」 南央を…私が育てたい。 那智が…やり残した唯一のこと…。 私が、那智の分までやり遂げたい…。