今度は動じないように、完璧に無視を決め込むようにと

カタく決意し教室で大人しくしていると



捺「なぁ、華羅華羅!!!聞いてる?」


宇良「捺うるさい!

僕が華羅ちゃんと喋ってるの!!」




いやいや、喋ってないよ

うるさいのはお前もだよ

心の中でツッコム



捺「あ?お前がな!!

ねぇ、華羅ぁ無視しない─」






『あぁー!!もう、うるさい!

分かった分かった!!話せばいいのね?!
話してやるからもう付きまとわないで!!
オッケー?!』


ついさっき無視を決め込むときめた筈なのに
ずっと隣で騒がしくしている彼らに耐えきれず話してしまった…



捺「やったぁぁ!!
華羅が話してくれるようになったぁ!!

なっ!秋人!!今の聞いた?」


秋人「聞きましたよ。よかったですね」


興奮する捺に秋人が冷静に対応する


宇良「…捺のクセに」

捺「なんだと!?」


いじけている宇良に反発する捺
このままではまた喧嘩に発展して余計うるさくされてしまう




『もう!喧嘩しないで!!

すっごいうるさいから静かにして!!』