中庭で待っていたあの日、
兄達は先生に叱られて足止めをくらっていたらしい

最悪ね
そしてもっと最悪なのが


次の日もそのまた次の日も
黒擂の奴等が私に付きまとってくること




『もう!いい加減にしてよ!』

廊下を歩いていた足を止め振り返る



陣「お前に聞きたいことがあんだよ」



『だったらそれを先に言いなさいよ!

聞いてやるから!

はい!なに?!早くして!』



秋人「あなたの情報です」



……え?ハッキングしたの!?


まぁ出てこなかっただろうけど



秋人「アナタは本当に何者なんですか
性別、年齢、通っている学校しか情報が出てきませんでした」


『わ、私がそんなこと知ってると思ってるの!?

聞かれても知らないし!!
話はそれだけ?!だったらもう行くから!』



彼等を置いて廊下を走る