蝶姫×黒擂Ⅰ

暫くの間、無言で項垂れる



そして私はゆっくりと立ち上がり





『……ゆるさない――――…


ゆるさない!!!!!!



しねぇぇぇぇぇ!!!!!』






私は凛姉を刺した男に飛び掛かり


なんども、なんども殴った





『死ねっ!死ねっ!死ね!』




なんども叫んで殴り続けた






男はもう、意識を失って


血だらけになっているのに







私は、いつの間にか来ていた光さんに止められた

一部始終見ていた様だ


他の奴等はすでに倒れていた





光《止めろ、華羅!!

もう、気を失っている
これ以上殺ると本当に死ぬぞ!》





『死ねばいい!!

こんなやつ、殺してやる!』





光《こんな奴なんかで華羅の手を汚すな!!

もしも華羅がコイツを殺したら、
華羅はコイツと同じになるんだぞ!》






そこで私の手は止まった





『凛…姉―――――…う"っ、ぐっ』



光《華羅?》



うまく息が出来なくなって、苦しくなっていく


『はぁっ、ぐっ、……やだ!!いやっ―…













いやぁぁぁぁぁ!!!!!』












そこで私は意識を失った