『私が9歳、凛姉が12歳の時、父が死んだ
父が死んだのは、海で大きな波にのまれ溺れた私と凛姉を助けてのことだった。
それからというもの、母は家にお金だけを置いて
あまり家に帰ってこなくなった。
帰ってくるとしたら男も居る
私が11歳の時、珍しく母が帰ってきた日があった。
そこにはもちろん、男の姿もあった
凛姉は学校の用事があり、その時いなかった
今思えば、シャブでもしていたのだろう
母は目がイってしまっていた
なぜだか、私は母の指示で男に襲われた
私は小学生とは思えないほど大人びた風貌だったらしい
襲ってきた男もシャブをやっていただろう。
だからか、男は喜んで母の指示にのった
そしてヤり終えた男は帰っていった
ヘタり込んでいる私を、母は何度も何度も殴り続けた
《お前のせいだ!!お前が父を殺したんだ》
そう叫んで


