――コンコンコン


まだ震える手で理事長室をノックする

まだ早いが光さんはいつも早い時間から理事長室にいる



「どうぞ」と言う声を聞き部屋へ入ると








光「華羅 !?
どうしたんだよこんな早くに。



って、震えてんじゃん!!

まさか…」






『光さん、怖いの



怖くて、辛くて、悲しくて…


悔しいの』








光「夢…見たのか?」



震える私にそう問い掛けながら歩み寄ってくる光さん