『どうしたの?』





『別に……』





これが君と初めて交わした会話だった。





君の綺麗な漆黒の瞳に見つめられたときから





俺はもう虜になっていたのかもしれない…







ねぇ…覚えてる?







俺は覚えてるよ。






あの日の空も雲一つない真っ青な空だった。