クシャと目元を細めて、どこか懐かしい表情で俺らを見つめる。
「ほんとですね。大樹君と寧々は今の2人みたいにずっと一緒にいましたもんね」
「そうそう。その制服を着て、仲良さそうに微笑みあっていたわ」
そうか。
寧々さんたちはこの高校で出逢って恋に落ちたんだ……
「それにしても洸君と真子はまだ付き合っていないのかい?」
は?
「へっ///!?」
隣で真子が間抜けな声をあげて、頬を赤らめている。
「もう、あなた。いくら洸君がお気に入りだからって、それは2人問題でしょ?」
「ははっ、そうだな。若い2人の邪魔をするわけにはいかないな」
「っ!もう!なんで洸限定にしてるのよ!」
ん?聞き捨てならない言葉が……
「あたしには洸じゃなくても相手くらい……」
「は?」
なんだ!今の爆弾発言は!!


