「いただきます」



「どうぞ」



冷蔵庫で冷やしてあったのか、少しひんやりとしている。



おいしそうな匂いに食欲を誘われて、パクッと一口。



「おいしいか?」


「ん……おいし」



カップケーキは本当においしい。



口に広がる甘さ……



これははちみつか何か入っているのかな?




ほんのりそんな味がする。



「そっか、よかったなf」



なんで洸が嬉しそうなのよ……



「あっ、そういえば美知佳からもらったチョコがあったんだ」



「は?チョコ?」