「とにかくあたしはノートが必要なの!買いに行かないといけないのっ!!」
「それなら俺が買いに行ってくるから」
「い、いいよ!それくらい自分で行ける!!」
自分のノートをわざわざ洸に買いに行かせるなんて、あたしどんだけ最低な奴よ!?
「真子をこれから外に出す方が俺は心配だ」
「で、でも……」
「それに俺のダチはよく、親や兄弟に買い物に行かせるぞ」
「それこそ友達は友達、うちはうちでしょ!?あたしが買いに行けるよ!」
そもそも洸は親や兄弟ですらないし!!
「それとこれとは話が別だ」
っ!なんて自己中なやつ!!
「じゃあ2人で行ってきなさい。それまでに晩御飯の準備しとくから」
「「……へ」」
間抜けな声を発し、その提案をしぶしぶ2人で受け入れた。


