「代わってあげたいと思うよね!?」
「別に……」
「だよね~~!さすが親友!!」
「いや、だから……」
「でもね、さすがに真子に悪いと思って、お礼の品も持ってきたのよ?」
お礼の品って、もうすでにうけることは決まってるわけね。
って、じゃあもしかして……
「このチョコはその報酬ってわけ!?」
「えぇ~~、報酬じゃないよ。お礼」
「はいはい」
美知佳がタダでこんないいモノくれるわけないよね……
「だからね、真子。お願い~~」
くりんとした瞳をうるうるさせて、まるで子犬のような瞳を向けてくる美知佳。
うっ……
そんな目で見られたら……


