「あのさ、感動の場面で水を差すようで悪いけど、俺の存在忘れてるだろ?」
「あっ、まだいたんだ」
もう帰ったのかと……
つーかほんとに邪魔。
「お前殴っておきながらその言いぐさ」
「真子に軽い気持ちでちょっかいだした罰だ」
「軽い気持ちなんてお前に分かるのかよ」
「俺に比べたら全員軽いんだよ」
俺は誰にも負けない自信がある。
「結構本気になる手前だったのにな―……」
「じゃあ今すぐ、その思いは断ち切れ」
「最低なヤツだな。思うだけなら許せよ」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…