もう、ドライヤー止めて話してよ…… 「だから―……」 ――カチッ あっ、ドライヤーの音が…… 「綺麗だなって……」 ――ドキィッ 「なっ///」 耳元で囁く洸の声に、さっき少しは収まった胸がまた高鳴り始める。 しかもさっきより明らかに大きな胸の音。 「あれ?なんか真子、顔が赤い」 だ、誰のせいだとっ!! それに耳元で話さないで―/// 息が耳にかかって……