「カフェってこの前雑誌に載ってた!?」



「そう、そこ。真子行きたがってただろ?奢るから一緒に行こう」



「うんっ!」



ふっ、かわいい。




単純な真子が可愛くて、頭をなでる。




「もうっ!髪型崩れる!!」



「別にいいだろ。俺が後でまた綺麗にしてやるから。さっ、行くぞ」



エサでつるのは卑怯かもしれないけど、真子が嬉しそうだから別にいいよな。



それから真子と一緒に学校を出て、話していたカフェに向かった。




「いらっしゃいませ」



ドアを開けると小さなベルの音がして、男のウェイターがやってきた。