「あんたの家族とかにでもあげろよ。甘いモノとか好きか?」 「うん!特にフルーツタルトとか洸が大好物で……」 「洸?」 あっ…… 「お前の兄妹かなにかか?」 「ま、まぁ……」 あたし、無意識に洸のことを考えてた。 家族と同然な存在に、洸はいつの間にかなっていたんだ…… このまま家族にも、幼なじみにも戻れないのかな…… ……壊してしまったのはあたしだけど。 こんな状況はよくないよね。 なんか仲直りのきっかけとかあれば……