朝になり、朝食を食べ、リュックサックをかついでバスに乗り込んだ。私は、思いきって凜汰郎に聞いてみた。
「ねぇ、成瀬とキスしたん?」
「は?してないし」
凜汰郎は否定したけど、した事は分かってた。顔が、嘘をついている顔だったし、凜汰郎が成瀬に「なんで、人に言ったんよ!」と言っている事が分かったから。それからは、仲が悪くなって、気付けば凜汰郎は小乃華をすきになっていた。