狂奏曲~コンチェルト~




 翌日、意気込んでつばちゃんの家に向かった私。
 呼び鈴を鳴らせば、嫌そうな顔で出迎えるおばさん。

「また貴女なの……帰りなさい」
「つばちゃんっ」

 今日は、大声で家の中に向かって呼びかけた。
 驚いた顔をするおばさん。

「貴女っ……」
「つばちゃん! お願い、顔を見せて!」
「いい加減にして!」
「きゃっ」

 おばさんに突き飛ばされて、扉を閉められた。

「……いった……」

 尻餅をついた私は、さすりながら立ち上がった。

「……」

 私はじっと閉ざされた扉を睨みつけた後、門のところに座り込んだ。