狂奏曲~コンチェルト~




 病院にいても仕方がないので、様態が変化したら連絡を入れてもらうようにお願いし、私達は家に帰った。

 部屋に入った私は、今まで我慢していたものがあふれるように泣き出した。

「つばちゃん……!」

 包帯だらけの姿が頭から離れない。
 自殺かもしれないという思いが、心から離れない。

 つばちゃん、自分で自分の命を絶とうとしたの?
 そしてそれは……私のせいなの……?

 苦しくて、息もできない。


 つばちゃん、お願いだから、私の言葉を聞いて。

 私は、ずっとつばちゃんのことが好きなのだから。
 あの日の出来事は、私のせいだから。
 つばちゃんは、何も悪くないから。

 つばちゃん、お願い。
 目を覚まして――……。



 泣きながら願う私は、まだ気づいていなかったんだ。
 私の存在自体が、つばちゃんのことを苦しめているということを――……。