狂奏曲~コンチェルト~


「つばちゃん……」

 すぐに電話をかけるけど、呼び出し音が続く。

「……?」

 呼び出し音が続いた後、留守電に繋がった。

「? つば……翼、話したいことがあるので、連絡ください」

 それから、何度も電話をかけたけど、結局つばちゃんに連絡がつかなかった。
 不安になってお兄ちゃんの部屋に行った私。

「お兄ちゃん、つばちゃん、でないの」

 不安いっぱいに言う私。
 お兄ちゃんは自分の携帯から電話をかけた。

「……でないな」
「…………」

 私は俯く。

 嫌な予感がする。
 つばちゃんは、また自分を責めているんじゃないんだろうか……。

 お兄ちゃんは、笑って、

「もう寝てるのかもしれないぞ。また明日、一番に話すれば良い」
「うん……」

 私はため息をついて、自分の部屋に戻った。