嘘つきと夏の木漏れ日

高田くんはニヤニヤして、言った。


「へぇー……。なんでも、ね」


……な、な、な、なんか、高田くんが妙に色っぽい!!


何考えてるんだろう??


私はドキドキしながら高田くんの顔をうかがう。


……高田くんって本当に綺麗な顔をしている。

目なんて大きいし、肌は綺麗だし。


口を大きく開けて笑ったら、遠慮がちに見える歯なんか真っ白だ。


私は思わず見惚れてしまった。


「よし!そのゲームやろう!!」


高田くんが少し大きめの声で宣言した。


その声に、私は驚いて一瞬肩を震わした。


び、びっくりした!