高田くんは、それを聞いて微笑みをうかべた。


そして少し考えてから高田くんは自分のスマホをだして言った。



「じゃあ俺とも連絡先交換しよ?♪」


私は大きく頷いた。


やったね!!


やっぱり思った通り!



高田くんって負けず嫌いだし、苳也くんのこと敵対視してたからなぁ。


そんな苳也くんとメアド交換したところなんて、見てたら何も思っていない相手でも絶対にメアド交換するって確信してたのよねー♪


今は何も思われてないかもしれないけど、べつにいいもん。


私は日々前進するし!!


このメアド交換も大きな第一歩だよ!!


私は微笑みながら高田くんの、満足そうな横顔を見つめた。

その視線に気付いたのか高田くんがこっちを向く。


そしてニコニコしている。

しかし、それもつかの間。