綺麗に掃除もしてある。



親戚のおばさんが掃除もしてくれていたのであろう。


私はサンダルをそろえてぬぎ、家の中に入る。


私は静かに奥の部屋を開けた。




少し小さめの部屋。


私はしかれている座布団に座った。



「久しぶり、おばあちゃん」



私は線香をたて、チーンとならし、手を合わせた。


おばあちゃんが死んでしまったのは、今年の春。


そして私宛の手紙に、夏休みにここでくらしてほしいと書かれてあった。


その願いを叶えるために私はここまで来た。