嘘つきと夏の木漏れ日

高田くんは頭を抱えて言った。


「沙紀ちゃん……。今、そんだけ?とか思ったでしょ?」



ギクッ!


ばれてしまった。


高田くんは続ける。


「ボランティア部……。聞くだけなら楽そうでいい部活さ。しかーーーし!そんなのは見当違いさ!部活に所属している奴らは性格に難ありな奴らばかりだ!去年の文化祭なんて、思い出すだけで………。あぁ!寒気がする!!」



高田くんは肩を震わせながら青ざめた顔をしている。


……これ以上は聞かないでおいてあげよう。

高田くんが死んでしまいそうだから。


そんなにすごい部活なんだな。きっと。



私は高田くんの肩に頭をのせて本を開いた。