嘘つきと夏の木漏れ日

私はベンチに座りなおして言った。

「高田くん。部活はしてないの?」


「ん?部活……」


少し困った顔をして目をそらされた。


……私は高田くんの顔を両手ではさんでこちらを無理矢理向かせた。


「な、なにすんだよ!沙紀ちゃん!」


「とくに理由はないけど。しいていうなら目をそらされたことに腹が立ったから」


私は結構わがままだし強引だ。


まぁ、それは私の長所だと自分では思っておこう。