私は小さくあくびをしながら言った。 「でも、このあたりに住んでるの高田くんだけだし。大丈夫だよ」 私はベンチで横になったまま微笑んだ。 昨日はあのあとすぐに高田くんは帰った。 夏休みの宿題がでていない私はのんびりと今年の夏を過ごせる。 私は一回大きく伸びをした後。 私は起き上がり1人くらい座れるスペースをあけると、その場所をタシタシとたたいて、言った。 「高田くん、ひまでしょ?座りなよ」