嘘つきと夏の木漏れ日

「もしかして彼氏??」


どうやら勘違いされているようだ。


すぐに訂正しようと口を開けるが、思いとどまる。


まてよ……。


ここで上手く行けばもっと、高田くんとの距離が縮まるかも。


私は少し間をおき、寂しげな瞳で言った。

「違うよ。私、彼氏にふられたんだ。やっぱり私みたいに可愛げない女の子だと、誰の1番にもなれないみたい」



すると案の定、高田くんは私の目を真っ直ぐ見て言った。


「そんなことないよ!俺が沙紀ちゃんの彼氏だったら絶対にふらないよ!」


自分が何を口走ったのか高田くんは気付いたらしく、高田くんは顔を赤くしてうつむいた。