嘘つきと夏の木漏れ日

私は手首を顔の前にもっていき、もう片方の手で手首を押さえた。



「ううん……。全然痛くないよ。だから平気」


こんな痛々しいあとでも愛おしく思ってしまう。


高田くんにつけられたあとということに嬉しくて、逆に微笑んでしまいそう。


そんなとき私の携帯がなった。


友達からのメールだ。


内容は面識のない土地に行っている私を気遣うメールだ。


自然と笑みがこぼれる。


そんな私を見て、高田くんは少しニヤッとして言った。