嘘つきと夏の木漏れ日

苳也くんは私の耳元で、小さな声で言った。



苳也くんが私の顔から遠のいたときには、私の顔はニヤッと微笑んでいた。


私は微笑んだまま言った。



「苳也くん、その話しノッタ!」


「そうこなくっちゃ!!じゃぁ、姉貴のとこに行こう!!」


私は苳也くんに手をひかれながら、苳也くんのお姉さんの待つ車に駆け足で向かう。