嘘つきと夏の木漏れ日

あぁーーーーー!!!


こんなの全然だめぇぇぇ!!


演技ができない私なんて私じゃない!!


私は頭をガシガシかきながら、シナリオを握りしめた。


すると不意に家のインターホンが鳴った。


私はぐしゃぐしゃにした頭を整えながら玄関に向かう。



誰だろう?


こんな朝早くに、なんの用事かな??


私は訝しげにドアを開けた。


そこにいたのは、キラキラ光ると金髪を輝かせ、どこか見覚えのある人懐っこい笑顔で笑う男の子だった。


「ひっさしぶりーー!沙紀ちゃーーーん!」