次の日






「よっ!米澤…」


どこか気まずい声。


昨晩、何かをずっと考えていたような顔。



そう。私に

挨拶をしたのは、

江口だった。




昨日の事、

覚えてるくせに。


いつも通りに、


話しかけられないよ。




「あのさ…

昨日はゴメン。

いきなり、

意味不な事言って、

怒って……

ゴメン。」




「…ッ!!……」



江口……

謝ってくれた。


私に謝ってくれた。