だから翔とは一切話してない。


あたしの中で恋愛に対して壁ができている。


だから、崚丞のことも違うと決めつけてる。



でも、その壁を崚丞が越えてくれたらきっとこんなことはなくて。
そんなワケなくて。







あたしが、壁を越えないといけないんだ。



崚丞の所にたどり着かないといけないんだよ……………。








「……澪。翔くんが……。」



「………………え」











自覚できそうな所に大きな迷う道が出来てくる。















……………………翔のことだ。