************病院************

(((((翔side

……………?

いったい、ここはどこなのだろうか。


まぶたが重い。目を開けるのもおっくうだ。



『…………翔?翔!?』


俺を呼ぶ声だ。
俺にはすぐに誰が呼んでいるのか分かった。


『………み……澪……?』




『…………翔………!!』



泣きながら、俺の手を強く握った。




『………ありがとう、澪』




泣きじゃくるその顔で笑ってくれた。