好きって言えなくて。





「おーい!愛弥、クラス分かったぞー」



紅猫と別れて、少し経ったとき遠くの方から陽の声が聞こえた



「どうだった?」


陽は、少し小走りで私の方に向かってきた


「えーっと…俺とおんなじ4組!それで、なんだっけ…くれ…ねこ?っていうやつと一緒だったぞ」



…やった!陽と一緒だ♪♪



…くれねこ…?



あぁ…紅猫のことか



「なんだ〜また、陽と一緒か〜ほんと嫌になっちゃうな〜」




あ゛あ゛………どうしてこんなにも素直になれないかな…自分…



「うるせーよ」

と、口を尖らせてブーブー言ってきた



うぅ………


「まあ、紅猫となれたしいいや!」



少しだけちょい足し…






なんで素直になれないんだろ