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プルルルルル・・・



プルルルルル・・・









一人だけの家



リビングに電話の電子音が響き渡った



俺は呆然としながらも受話器をゆっくりととった











これから起こる事・・・信じられなかった・・・いや






信じたくは無かった










「羽柴さんのお宅ですか??!」



『は、い・・・そうですけど』



「たった今、羽柴薫さんがトラックと正面衝突し、本病院に運ばれました!!!

現在意識不明の重体です!」







『・・・はっ・・・』



ポロッと静かに涙が零れ落ちた