『そういえば新は?』
いつの間にか新の姿が無くなっていた事に今気づいた
「んー、ことりンとこだと思うけどな」
大和はスプーンにのったクリームを食べながらそう言った
『へー』
私もゆっくりできるこの時間を何処か楽しんでいた
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「クソッ・・・どこにいんだよ・・・嬢・・・」
俺は携帯片手に何度も嬢に電話をしながら一人、ポツンと呟いた
「はるちん、そっちどう??!」
翼から電話が掛かってきた
「まだみつかんねーよ」
俺はそれだけ返事をして素早くきった
すると前方にお洒落なカフェと・・・微かに見える嬢の姿が見えた
「見つけた」
俺は出したことの無いようなスピードで走ってそのカフェに向かった

