そして、勢い良く扉が開いた


その瞬間









「キャーーーーーーーーーーッ!!!」









そんなに女子が居たの・・・??



と思う程大きい声で今も止まることを知らない黄色い声は体育館に響き渡る



しかも扉付近を見ながら校長は固まったまま動かず教職員は約3名を除いてはあたふたし、パニックになっていた





『こんなに叫んでどうしたいのか』



私は呆れ顔でそう言った



「さーね・・・、でもまあ初日からアイドル並みの超美形男子に会えるって事は確実に今分かったわね」



ニヤッと可愛く笑う花梨



『え・・・、まさか今の・・・』




「たぶんっていうか絶対そうだと思うわ・・・っ、ほらッ!!!やっぱり!!!」



花梨はいきなり慌てて扉のほうを指差した



私は反射的に花梨の指差す方向を向いた







『・・・っ、』














―――――それは息をのむほどの"アイドル並みの超美形男子"が噂通り本当にいたのだ