「ていうかあいつらマジ何?

姫できたなら包み隠さず素直に言えっての」



大和はちっと舌打ちしながらそう言った



『え、そうなんですか・・・?』



「あぁ、姫候補ならいるとか言いやがって・・・危うくことりを姫にしちまうところだったじゃねえかよ」



『ことり・・・さん・・・?』



「新の彼女、クソ可愛いぞ・・・新にはもったいないくらいな」



「そうだよ、でもことりの取り合いで大和は最終的に俺に負けたからまあ仕方ないけどね」



「ンだとッ!新、もう一回言ってみろ、今度こそ殺るぞお前!!!」



「へー、そんな事言って大和クンは俺に一回も勝った事がないけど?

まあ一回を数えるとしたら総長の座くらいだけどー」



「くそっ!!!新の言い方スゲー憎いわ」



「でしょ?俺の性格上だから仕方無い訳」



『・・・、』



大和と新は口喧嘩を始めた



まあ大和が言われてばっかりだけどね・・・









『あの、そろそろ帰らせてもらってもいいですか??』



部屋にかかっているシンプルな古い時計はもう既に18時を指していた