「はぁー・・・お腹いっぱいっ!
さくちゃん美味しかったね!!」
『凄く美味しかったよ、久しぶりだから食べ過ぎたかも』
「てか嬢そんなに食べてねぇ~じゃん~
お土産っつっても家で食べる用だけど買ってくか~?」
『うん、買う買う!』
私が財布を出した時、遥は"俺が出すって~"といって全て払ってくれた
本当は凄くやさしいんだな・・・と思った
翼と遥がお土産用(家で食べる用)を買っている時、私は誠と一緒に外にあるベンチみたいなところに座った
誠は普通の顔色にやっと戻ってきた
「もう食べたくないわ、あれ・・・死ぬ・・・」
とぐったりしていた
私は誠の背中をさすっていると前方に男の人が一人、見えた
普通の男の人ではない
綺麗系な男の人
すれ違う女の子たちがキャーキャー言っていたからイケメンの部類に入るのかな
でもどこか"男"にしては不自然だった

