入学式のある体育館の入り口に向かっている途中
《入学おめでとうございます―――――――・・・》
校長らしき人の声が聞こえた
やはりどれだけの不良校にも入学式があるみたいだ
『校長?の声聞こえてくるねー』
「・・・!!桜!!私達遅刻じゃないの!!!
あちゃー・・」
花梨は手のひらを頭につけやってしまったという表情だった
『いいんじゃない?不良校だし』
「でも怖い先輩とかいたら絶対目つけられるよねー・・・」
『大丈夫だって、その時はその時だ』
「そうだよね・・・!よし、入ろう」
私達は大きくて分厚い壁を二人でおした
するとやっぱりシーンとしているわけでもなく誰一人校長の話を聞いていなかった
そして不良校だけある・・・頭が皆カラフルだ

