「あんた分かってんの??ずっと・・・毎日隙のあるときを狙われるのよ
・・・色んな人に」
『わからない、でもやってみたいなって・・・仲間が出来ればいいなって思ったんだ』
「私は心配で気が気じゃないわっ、・・・・・・桜また・・・無茶しそうだもの」
花梨は目を伏せた
私だって大切な人を守るときは無茶・・・するよ
命に代えてでも守りたいって思ったなら、そうでしょ・・・?
『大丈夫、無茶なんてしない』
「本当に?・・・約束だからね」
『約束』
私達はお互いの小指を絡め指きりをした
これはずっとしてきたこと
大事なことを約束するときはいつもこれだ
子供って思われるかもしれないけど花梨との太い太い"約束"という糸で通じ合っている気がするから

